2014年4月9日水曜日

バス幅、バスの周波数、転送レート、帯域幅、Bandwidth

最近、数字がよく分からなくなってきてたので復習。

メモリの場合は、
バス幅: 64bitとか、256bitとか
バスの周波数: 666MHzとか、800MHzとか
転送レート: 1333MT/sとか、1600MT/sとか
帯域幅: 10.6GB/sとか、51.2GB/sとか

単純にいうと、バス幅×周波数×1サイクル当たりの転送回数=帯域幅。
また、バス周波数×1サイクル当たりの転送回数=転送レート。

1サイクル当たり1回転送のSDRメモリだと、64×666MHz×1÷8=5.3GB/s。
今の主流のDDRメモリだと、1サイクル当たり2回転送するので倍の、10.6GB/s。

Sandy Bridgeになってバス幅が192bitから256bitに拡張された。
64bitを1チャネルとするので、4チャンネルということになる。
1333MT/sで4チャネルを同時に駆動すると、256×1333MT/s÷8=42.6GB/s。


QPIの場合は、
レーン数: 20
リンク当たりのデータ幅: 16/20
周波数: 3.2GHzとか、4.0GHzとか
1サイクル当たりの転送回数: 2
転送レート: 7.2GT/sとか、8GT/sとか
同時転送方向数: 2
QPIリンク数: 2とか、4とか

最近は転送レートしかデータシートに出てこない。
なので計算は、データ幅×転送レート×同時転送方向数×QPIリンク数=最大帯域幅。
データ幅と同時転送方向数が固定なので、転送レート×32×QPIリンク数でいい。

7.2GT/sで、2リンク同時に駆動すると、7.2GT/s×32×2÷8=57.6GB/s。


ただ、この計算ででてくるMHzやMT/sはSI接頭辞で1000のべき乗倍なんだよな。
通常GBとか計算するときは1024のべき乗倍なので注意が必要。


以下参考
Doube data rate
Multi-channel memory architecture
Intel QuickPath Interconnect


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